東北院職人歌合絵-とうほくいんしょくにんうたあわせえ-

 「歌合」とは、人々を左右に分け、それぞれが詠んだ短歌の優劣を競う遊技のことで、「職人歌合絵」とは、様々の職人の姿を描き、彼らが詠んだものとして歌を書き入れ、歌合になぞらえた趣向の絵巻等を指します。「東北院職人歌合絵」(曼珠院旧蔵本)は、現在のところ最も古い職人歌合絵であり、五番本と十二番本とがあります。五番本:曼珠院旧蔵本(東京国立博物館蔵)・高松宮家蔵本(高松宮家本)、十二番本:内閣文庫所蔵本(「建保職人歌合」)・静嘉堂文庫所蔵本などが知られています。

参考URL : e国宝 国立博物館所蔵 国宝・重要文化財 http://www.emuseum.jp/detail/100272

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