今から約400年前、大名たちが政治を行ったり、住んだりしたお城は、
ふつうの人たちの屋敷とは大きく違っていました。
その中でも大きく違う点は、次の4点があります。
1)屋敷がとても大きいこと
2)屋敷の周りが非常に大きな堀(ほり)で囲まれていること
3)屋敷の周りを石垣(いしがき)で囲むこと
4)瓦(かわら)を使った建物があること
(400年以上前はふつうの家には瓦が使われていませんでした。)
このうち、織田信長が初めてお城に使い始めたと言われることは、
3番目の石垣と4番目の瓦を使った建物の2つです。
現在、名古屋城などのような、石垣の上に瓦屋根の高い天守閣(てんしゅかく)などが建ちならぶ江戸時代のお城のかたちは、織田信長が作り上げたと考えられています。